老犬の日常的な身体の扱い方 Gentle Body Handling for Older Dogs


質の良い睡眠への誘導や、狂ってしまった体内時計をリセットするために、1日15分〜30分程度の日光浴をさせてあげましょう。

太陽の光を浴びることで脳内の神経伝達物質の1つであるセロトニンの分泌が促進され、精神の安定や体内時計の調整などを行います。

セロトニンは夜になるとメラトニンとなり、自然な睡眠への誘導や睡眠リズムの調整を行ってくれるため、太陽の光を浴びてセロトニンを増やすことが睡眠の質を高めてあげることに繋がるのです。

日光浴はお散歩だけでなく、庭やベランダ、カーテンを開けた窓際でも可能なので、愛犬の状態や季節などに配慮して、負担とならない方法で日光浴を行ってください。


犬猫の認知症に伴う夜鳴きや徘徊に対して、フェルガード/ガードワンというサプリメントや、ベルソムラという睡眠薬が有効かもしれません。

老犬になると、不安が強くなる傾向にあります。

優しく撫でたり話しかける、そばにいるなど、安心してもらえるようにしてあげましょう。

また、安心して寝れるように、快適で心地よい寝床にしてあげることもおすすめです。

寝床のそばは騒がしくないか、暑すぎたり寒すぎたりしないか、寝床は硬すぎないかなど、環境にも配慮してあげましょう。

これまでの3つの対処法に加え、サプリメントで脳に必要な栄養を補ってあげるといいでしょう。

老犬になると身体のさまざまな機能が衰えていき、栄養素の体内合成がうまくできなかったり、体内の活性酸素が増えていき細胞を傷つけたり死滅させるため、老化の進行だけでなく、認知症やガンなどさまざまな病気を引き起こしやすくなります。

特に脳は酸化ストレスを受けやすいため、活性酸素から体を守るための成分が含まれた脳ケアサプリメントを取り入れることがおすすめです。

近年、脳細胞の健康維持に脳の神経幹細胞に働きかけて神経細胞の新生(分化)を促し、新規細胞の成長や維持に深く関与すると考えられている神経栄養因子という物質が注目されています。

その神経栄養因子のような働きをすることがさまざまな試験から明らかになった、「バングレン」という成分が含まれているサプリメントもあります。

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老犬用の脳ケアサプリメントは種類が多いですが、多くはDHAやポリフェノール系の成分がほとんどです。

愛犬の体質にあったサプリメントを見つけることができれば、健康的な脳機能へ導き、認知症で夜に興奮したり寝ないという悩みも解消されたり和らげることができるでしょう。

さらに、脳ケアサプリメントを使用しても期待する効果が見られなかった場合は、新しいアプローチとして注目されているグネチンCやバングレンなどの成分を含むサプリメントをおすすめします。

また、動物病院で販売されている製品だと安心して愛犬に与えることができますね。

実際、私の愛犬は認知症になり、さまざまな脳ケアサプリメントを試しましたが、グネチンCとバングレンが含まれたサプリメントでは、愛犬の体質に合っていたのかいつも朝までぐっすり寝てくれていました。

食事から取り入れられる栄養素には限りがあるのはもちろん、老犬になると食が細くなる子もいるでしょう。

不足しがちな成分はサプリメントで効率的に取り入れられると良いですね。

※3参考:

まずは、昼夜逆転してしまっている老犬の生活リズムを戻し、規則正しい生活を送らせてあげましょう。

きっちり決める必要はありませんが、ご飯の時間や散歩の時間、寝る時間などを毎日同じような時間帯にしてあげることが大切です。

また、可能であれば日中に頭を使う遊びを一緒に行うなどして適度に疲れさせてあげると、夜は疲れて寝てくれやすいでしょう。

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老犬が夜に寝ない原因が、日中に寝すぎていたり空腹によるもの以外は、動物病院を受診することを強くおすすめします。

飼い主さんの「認知症だろう」という思い込みは、隠れている重大な病気を見逃すことになり、愛犬のためにもなりません。

また、あまりにも寝ない場合は、老犬の体力温存のために愛犬の状態に合った適切なお薬が処方されることもあります。

獣医師に相談することで解決法が見つかったり、飼い主さんの心理的負担が軽減することにもつながるでしょう。


愛犬が夜に寝ないでいると、心配で飼い主さんも寝られないですよね。

飼い主さん自身の精神的・体力的負担はもちろん、老犬では睡眠不足が体調不良や病気の悪化などに繋がることもあり、夜に寝ない場合は動物病院で相談することをおすすめします。

また、以下の対処法は毎日の健康維持にもつながり、悩みのない老犬にもおすすめなので、普段から実践してみてくださいね。

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■ 老犬が寝ないときの対処法
①生活リズムを整える
②日光浴をさせてあげる
③安心させてあげる
④サプリメントで脳に必要な栄養を補う

老犬が夜寝ない原因はさまざまなことが考えられるため、思い込みや決めつけないことが大切です。

あなたの愛犬がぐっすり寝られますように。


高齢で筋肉量も運動量も少ない老犬は、これからの季節、体が冷えがちです。体の組織を早く温める簡単なマッサージを3種類紹介しています。

今回は、当院に新しく導入したサプリメントをご紹介します✨

夜鳴きって困る・・・
認知症(痴呆)には様々な症状がありますが、皆さんがよく気づかれるのは夜鳴きじゃないでしょうか?
昼夜逆転してしまうことで夜になにかを要求するように鳴きつづけ、昼になったら寝る。。。
一緒に暮らしていくうえで飼い主様が寝られなくなってしまいますし、皆さんなにより近所迷惑になってしまわないかと心配されます。

昼夜逆転を整えるサプリメントとしてメラトニンを使用したり、認知症そのものの進行抑制のためにDHAやEPAのサプリメントを使用したりしますが、やはり夜鳴きの改善にまでは至らないケースもあります。
睡眠導入剤や抗不安薬を使用して寝かせることも多いのが現状です。

今回はみなさんの愛犬愛猫の認知症に対抗するべく株式会社グロービア(@senior_pet_supplement_glovia )さんのガードワン・フェルガード100Mをご紹介します。この会社さんは元々ヒトの認知症のサプリメントを製造されていて、そちらは日本認知症予防学会にも認定されています。
当院に導入したサプリメントは2種類で、①認知症による運動機能不全と夜鳴きとともに効果が期待できるガードワン、②夜鳴きに特化したサプリメントのフェルガード100Mです。

当院院長の実家で飼っているトイプードルのモカちゃん(今年で18歳です)にもさっそく投与し始めましたのでまた使用感などを今後発信できればと思います。
特に夜鳴きと、運動能力の低下に効果が出てくれることを期待しています!

受付にパンフレットも置いていますのでぜひ見てみてください!ご質問は診察室でお気軽にどうぞ!!

寝ている時間が長い老犬の前足が硬直してしまい、伏せの体勢になることが難しいという場合に、伏せやすくするためのマッサージのやり方です。

シニア犬・老犬だからといって日々の散歩や運動を止めてしまうと、立てなくなったり、歩けなくなったりなど老化を早める原因にもなります。体調、足腰、関節などの様子を観察しながら、程よい散歩をすることも老犬にとっては良い運動になります。

それがシニア期を一緒に楽しく過ごす秘訣ではないでしょうか。 老犬との暮らしとケア.

「老犬の認知症予防に良いサプリメントはありますか?」とのご質問をよく受けますが、残念ながら、10年近く老犬クリニックで様々な症例を診ていて「これぞ特効薬!!」というような決定的なサプリメントに出会えたことがまだありません。

クワイエットモーメンツ、鎮静サポート+メラトニン、犬用、チュアブルタブレット60粒、180g(6.3オンス).

老犬の夜に寝ないでウロウロするような行為は、基本的にケガをしないように十分に注意すれば、無理に止めたり寝かしつける必要はなく、そのまま好きなようにさせてあげていいとされています。

しかし、それでは飼い主さんもゆっくり眠ることができず、疲弊してしまいますね。
また、老犬が夜だけでなく、1日中寝ないでいれば老犬の体力も消耗していきます。

では、老犬が夜に寝ないときはどんな対処法が効果的なのでしょうか。

【獣医師監修】老犬がストレスを感じるのはどんなとき?解消法は?

犬と睡眠の関係性について、深く考えたことはあるでしょうか。幼少犬、成犬のときは問題が少なくても、老犬になると睡眠サイクルに変化が現れ始めます。高齢になるほど睡眠時間が長くなるのが通常ですが、問題は「老犬が寝ない」という場合。

老犬(シニア犬)が寝ないのはなぜ?考えられる原因や対処法などを紹介!

「『うちの老犬が寝なくて困っている』という相談は、とても多く寄せられています」。そう語るのは、苅谷動物病院グループの白井活光先生。犬にとっての睡眠とは? 老犬になると何が起こりうる? そして飼い主ができることとは? 犬と睡眠についての理解を深めていきましょう。

朝日を浴びてから、15〜16時間後に脳内でメラトニン(松果体ホルモン)が作られます。 ..

「犬の睡眠を成長別に分けてみると、幼少犬はとにかくよく眠ります。起きている時間に活発に動く分、深く長く眠るのです。それが成犬になると12~15時間ほどに減り、老犬になると再び増える傾向にあります。ただ老犬はずっと寝ているのではなく、15分寝て5分ほど覚醒するというリズムを繰り返しているのだそう。どちらにしろ、加齢とともに睡眠は長くなるのが正常なのです」

犬の認知機能障害症候群:飼い主とシニア犬の生活の質を守るために

「疲れやすいのだから、散歩はやめたほうがよいのでは?」と、考える老犬の飼い主様もいるかもしれません。

犬の認知症・夜鳴き|シニア犬介護|北海道恵庭市 | よつば動物病院

それなのに「老犬が寝てくれない!」という状況に陥っている場合、多くの場合は認知症、さらには脳腫瘍など、何らかの異常が発生している可能性があるのだそう。

セロトニンは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料であることから、睡眠の ..

> > > > 老犬の介護「散歩」「運動」「遊び」:老犬にも“ちょっとした”運動や遊びは必要、その理由や気をつけたいポイント

《メラトニン》 《コントミン》 《コンセーブ》 《パキシル》 《 ..

老犬になっても大切なのが「散歩」や「運動」、「遊び」です。とは言っても、若い頃とは違い、体力のない老犬では、ほんの少し体を動かすだけでいいのです。それが筋肉や関節の動きを維持し、精神的な刺激にもなって老犬のQOL向上につながります。この記事では、老犬にも運動が必要な理由や、「散歩」「運動」「遊び」について気をつけたいポイントをお伝えします。

寝ない犬に睡眠薬を飲ませてもよい?注意点や使用しない場合の対策

実際、近年のマウスや人での研究により、脳の健康を保つためには「質の良い睡眠」を確保することが必要ということが分かってきています。そして、睡眠の質を上げるためには、先ほど挙げたような楽しい日々を送ることが重要であることもまた、判明してきているのです。