[PDF] デキサルチン口腔用軟膏1mg/g 日本化薬株式会社
軟膏は病巣への付着性を高め、長時間の薬剤効果を得るもので、再発性アフタやロ腔扁平苔癬などの小範囲の口腔病変に対してや、カンジダ症やウイルス性疾患で口腔内に限局する場合に用います。軟膏は食物摂取や唾液により流されやすいので、1日3回食後と就寝前に口腔清掃・含嗽後、指または綿棒により軟膏を病巣に塗布します。その種類としては消炎作用、抗菌作用を有するものと、抗ウイルス剤、抗真菌剤などがあります。
再発性アフタやロ腔扁平苔癬に対しては、消炎作用を有するトリアムシノロン(ケナログなど) ,デキサメサゾン(アフタゾロン,デキサルチンなど) ,ヒドロコルチゾン(テラ・コートリル軟膏,デスハコーワなど)など副腎皮質ステロイド剤がよく用いられます。感染を伴ったアフタに対してはテトラサイクリンパスタなどを使用します。薬剤や基剤の違いにより、味、適用感が若干異なります。抗菌剤・ステロイド剤の使用により、口腔内の細菌のバランスが崩れ、口腔カンジダ症が発生することがあり、このような場合には、急性偽膜性カンジダ症に対する抗真菌剤(フロリードグル)を用いて対応します。
軽症の単純疱疹,帯状疱疹には抗ウイルス剤のアラセナーA軟膏が有用で、発病初期であれば非常に有効です。疼痛が強
オルテクサー口腔用軟膏0.1% 効能効果. 口角炎や口唇炎に使用できますか?
口腔内で徐々に溶解し、含嗽剤より薬剤効果が長時間持続することを期待したもの、含嗽剤と同じく消炎作用、消毒作用、抗菌作用を有するものがあります。消炎作用を有するものとしてはアズノールSTが、消毒作用を有するものとしてはオラドールなど、抗菌作用を有するものとしては複合トローチ明治などがあります。
使用は1日に4 ~ 5回、食間に口中にて、噛まずに長時間留めるように舌下や頬粘膜と歯肉の間などで唾液により溶かして用います。
■口腔内用軟膏
口腔内にびらんや潰瘍病変があると、歯プラシの物理的刺激や歯みがき剤による化学的刺激により口腔清掃が不良になります。歯ブラシは歯の部分のみで小刻みに動かし、なるべく粘膜に触れないようにするとともに、歯みがき剤は使用しないように指導します。さらに,口腔清掃不良に陥りがちな口腔環境の含嗽による改善と含嗽剤の中に含まれる薬の効果を期待して含嗽剤を用います。含嗽はつらくなければ何回行ってもよいですが、軟膏塗布や貼付剤使用前には含嗽剤を使用するようにします。含嗽薬の作用には①消炎作用、②消毒作用、③抗菌作用があります。
消炎作用を有するものとしては、アズしン製剤(含嗽用アズレン錠、含嗽用ハチアズレなど)があり、散剤、顆粒状剤、細粒状剤、錠剤がありますが、いずれも水や微温湯に溶解し1日最低でも数回、食後ならびに就寝前に用います。白血球遊走阻止作用による消炎作用や創傷治癒促進作用があります。
消毒作用を有するものとしては,ヨウ素の殺菌作用を利用するホピドンヨード剤(イソジンなど)や界面活性化作用により抗菌性を示すネオステリングリーン、オラドールなどがあります。いすれも希釈して最低でも数回食後と就寝前に含嗽に使用します。表在性の細菌感染を伴うびらんや潰瘍性の口内炎に対して、また、痛みで口腔清掃不良な患者さんに対して感染予防として用います。ただ、アレルギーを有する患者さんもおられるのでその発現に汪意を要します。
抗菌作用を有するものとしてはアミノグリコシド系抗生物質であるフラジオマイシンを有するデンターグル Fなどがあります。消毒作用を有するものと同じ目的で使用され、含嗽により口腔内細菌増加の抑制やびらん・潰瘍性の口内炎の感染予防に有用です。
一方で、これらの消毒や抗菌を目的とする含嗽剤では、長期使用により口腔内の細菌のバランスが崩れ、黒毛舌(舌の表面が黒い細菌を含む舌苔でおおわれる)などの発症がみられます。■トローチ剤
森下仁丹のメディケア デンタルピルクリーム 治りにくい唇のはれを治す。 口唇炎・口角炎治療薬。
【局所投与】
症状が口腔内に限局する口内炎に対しては、
■含嗽剤、■トローチ剤、■口腔用軟膏、■貼布剤、■噴霧剤などを主に用います。
口内炎の治療として、薬剤の全身投与を行う場合は非常にまれということになります。投与方法としては点滴静注と内服がありますが重症の口内炎で摂食や飲水が困難で脱水がみられるなど補液が必要なときは、積極的に補液目的で点滴静脈注射を用います。
例えば、壊死性潰瘍性口内炎などでは急性症状が強く、発熱や倦怠感などの症状が重度なものがあり、これらに対しては抗菌剤(ペニシリン系やセフェム系の抗生物質などを1日1 ~ 2 g、 2回に分けて)を点滴静注します。摂食時痛などのために経口摂取量 (水分、栄養)が少ない場合や、高熱時などは補液量を増やし、カロリーとしての糖質を含む輸液を行います。
重症型の薬物アレルギーや尋常性天疱瘡など全身に及ぶ病変で症状が口腔粘膜に出現したものに対しては、副腎皮質ホルモン剤であるステロイド剤(プレド二ン1日20 ~ 40mg やデカドロン1日1~6mgなどを3回に分けて)を内服処方します。通常、1 ~数週間で効果がみられますが、疾患によっては症状が蔓延化し長期にわたる場合があります。ステロイド投与が長期にわたる場合には有害事象の発現、薬物相互作用、二次感染予防、治癒後の薬剤減量に注意を要します。
【口角炎におすすめ】薬剤師が厳選した市販薬 6選【モアリップなど】
■食事:口内炎の疼痛が強い場合でも、経口摂取が可能であれば、なるべく口から食べ物を取ってもらうことが重要です。まず、症状の程度に応じて食事の形態を工夫します。すなはち、軟食(全粥,五分粥,三分粥など)に副食(おかず)もそれに応じて軟らなく、細なく、刻んだり、さらに、おもゆ、野菜スープ、牛乳など流動食やミキサー食などが必要な場合もあり、人工濃厚流動食(エンシュアリキッド、クリニミール、ハーモニックなど)を用いることもあります。
経口での水分や食物摂取が十分にできない重篤な場合には補液( 5 %ブドウ糖注射液、ラクテックDなど)による脱水改善、栄養改善を図ります。
それとともに、重要なのが休息をとって、十分に体を休めてやることです。
3)放射線や化学薬品などによる潰瘍性口内炎
抗がん剤や頭頚部がんに対する放射線治療に合併して生じる粘膜の炎症は、不整形のびらんや潰瘍をつくり、広範囲にわたります。放射線障害は、唾液腺にも及ぶため口腔乾燥症を惹起し、びらんや潰瘍は遷延化し、難治性となります。
放射線や抗ガン剤による潰瘍性口内炎の治療は以前から、バリターゼ含嗽液(バリターゼ局注用2V、含嗽用ハチアプし8g、4 %キシロカイン液3ml精製水、全量400ml) やキシロカインビスカスなどを用いて除痛を図るなどが行われてきました。基本的にはそのような含嗽薬とともに、口腔内の清掃が重要になってきます。
・デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%「NK」について・デキサメタゾン ..
2)細菌やウイルスの感染
細菌感染による潰瘍性口内炎の中で比較的頻度の高い疾患としては、急性壊死性潰 瘍性口内炎(Acute Necrotizing ulcerative stomatitis:ANUS)があります。この病変はワンサン口内炎とも呼ばれ、歯肉嚢内の紡錘菌やスピロへータなどが急激に増殖した結果、歯肉縁や他部位の粘膜に潰瘍や壊死を生じるものです。症状としては、壊死部の激しい痛み・歯肉出血・ロ臭・発熱や所属リンパ節の腫脹などがあります。本疾患は若年者から中年にかけて発症し、その誘因としては極端な疲労やストレス、担癌状態など免疫能の低下が挙げられます。ANUSにバクテロイデスなどの細菌が関与し、病変したものは壊疽性口内炎(水癌、Noma)と呼ばれますが、本邦で見ることはほとんどありません。
それ以外の細菌としては、結核(結核菌)、、梅毒(梅毒トレボネーマ)、淋病(淋菌)などがありますが、これらの感染者数が減少してると考えられる感染症も、H Ⅳ患者の増加とともに増加傾向にあります。
結核菌によるロ腔粘膜の潰瘍は浅く、有痛性で舌やロ蓋に好発し、梅梅は主にロ唇に硬結の中央部が陥凹した無痛性の潰瘍やびらんなどを認められます。淋菌による口内炎は紅斑を伴った潰瘍が多発してみられることが特徴と言えます。
また、潰第性口内炎を引き起こすウイルスにはエイズウイルスやサイトメガロウイルスなどがあります。
これらの潰瘍性口内炎の治療は口腔内を清潔にし、補液などで脱水の改善を図り、栄養補給と安静にすることですが、二次感染予防のために抗菌薬を投与することもあります。
1)歯や義歯などの機械的な刺激
歯や不適合な補綴物(詰め物や被せもの)、割れた義歯の鋭縁などの機械的な刺激によ
って生じる粘膜表面が傷つき、粘膜自体が壊死し、脱落して潰瘍が形成されます。これ
らはいわゆる褥瘡性潰瘍と言われ、新生児における先天歯の慢性刺激によって生じるリガ・フェーデ病も含まれます。このような機械的な刺激やいわゆる傷が原因でできた潰瘍は一般に境界明瞭で、周囲には角化した粘膜がわすがに隆起し、潰瘍底は黄白色ー赤色の肉芽組織様を呈します。このような潰瘍性口内炎は癌性潰瘍との鑑別が重要です。癌性潰瘍では癌細胞の周囲組織への浸潤によって硬結が生じているのが特徴でこの点から鑑別が可能です。潰瘍性ロ内炎では、まず明らかな刺激を除去し、ステロイド含有軟膏や痛みが強い場合は非接触性のステロイド剤の噴霧などを行い、含嗽剤などを投与し、様子を見ます。その中で、 1 ~ 2週間経過しても変化がないものや拡大傾向のある場合は癌性潰瘍を疑い、細胞診や組織新など病理診断を行います。
症例:熱傷によると思われる口内炎:診断には問診も重要になる。
デキサメタゾン口腔用軟膏をつけた後で、何か異常がありましたら医療スタッフに申し出てくださ
ウイルス性の口角炎は子どもに多く、単純ヘルペスウイルス性のものがおもです。口内炎につづいて起こるのが普通です。成人では口内炎を起こさずに口角のみにみられ、かぜなどで体調が悪いときにしばしば再発します。ヘルペス以外が原因となることはほとんどありません。
[PDF] デキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」を使用される方へ
第2期梅毒とは感染後から概ね3ヶ月以上経過した時期をいいます。第2期梅毒では口角炎は梅毒の第2期にみられることがあります。汚い痂皮がつきます。梅毒血清反応が陽性になります。全身治療が必要です。
口唇炎と診断され「デキサメタゾン口腔用軟膏0.1%」という軟膏を ..
唇に炎症(口唇炎)が起きると、唇の両端(口角)に痛み、ひりひり感、発赤、ひび割れ、うろこ状のびらんなどの症状が現れます。これらの症状には、抗炎症作用のあるプレドニゾロンなど副腎皮質ホルモンを配合した軟膏の使用がおすすめです。
びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎又は舌炎。 通常、適量を1日1〜数回患部に塗布する。 なお、症状により適宜増減する。
そのうえ角層も薄く、ほかの皮膚より薄い構造になっているため、乾燥して荒れると、唾液や食事、化粧品など外の刺激が中に入りやすくなります。
そして、炎症が起きて、口唇炎になる原因に。
また、口唇炎の原因にはビタミンB2不足も考えられます。
ちなみに、口唇炎の症状が口角にあらわれると「口角炎」になります。
年間を通して発生する口唇炎・口角炎の炎症に ステロイドは抗炎症作用の薬理作用があり、様々な疾患の治療に用いられています。
ウイルス感染によって生じることが確定されているアフタ性ロ内炎の初期症状としては、発熱・食欲不振などの全身症状から始まり、前後して口腔粘膜に多数の小水疱が形成され,すくに破れてアフタとなります。アフタはしばしば癒合して大きな不定形の潰瘍を形成します。有痛性のため、摂食に困難をきたすことがあります。通常1週間なら3週問で治癒しますが、まれに髄膜炎などを併発する重篤な例もあります。
なお、原因ウイルスの確定には、水疱内容液ならのウイルスの分離・同定やウイルスDNAの検出、急性期と回復期の血清抗体の測定などが用いられます。
[PDF] 在宅療養中のがん患者さんを支える 口腔ケア実践マニュアル
デンタルピルクリームは、炎症が起きる原因を根元から抑える合成副腎皮質ホルモン・プレドニゾロンと、患部の細菌感染を防ぐ殺菌成分・セチルピリジニウム塩化物水和物を効果的に配合しており、口唇炎、口角炎などに優れた効果をあらわします。
ボアラクリーム0.12%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
1 .カタル性口内炎(catarrhal stomatitis)
2 .紅斑性口内炎 (erythematous stomatitis)
3 .水疱性口内炎 (vesicular stomatitis)
4 .びらん性口内炎(erosive stomatitis)
5 .潰瘍性ロ内炎 (ulcerative stomatitis)
6 .偽膜性ロ内炎 (pseudomembranous stomatitis)
7 .アフタ性ロ内炎(aphthous stomatitis)
8 .壊死性ロ内炎 (necrotizing stomatitis)
9 .壊疽性ロ内炎 (gangrenous stomatitis)
10.肉芽腫性ロ内炎(granulomatous stomatitis)
11.出血性ロ内炎 (hemorrhagic stomatitis)
12.萎縮性病変(ロ内炎) (atrophic lesions (stomatitis)〕
13.角化性病変 (keratinizing lesions)
連載 日常診療の質を高める口腔の知識/medicina44/1
治りにくい唇のはれを治す。 口唇炎・口角炎治療薬。
携帯に便利なチューブタイプです。
医療用医薬品 : メサデルム (メサデルムクリーム0.1% 他)
口腔粘膜は温度変化や機械的な刺激などを受けるため、その症状は刻々と変化します。水疱はびらんになり、紅斑もびらん、そして潰瘍になります。また、機械的な刺激により委縮したり角化が亢進したりします。
口内炎を症状からみて分類すると以下のようになります。
しかし、先ほど口腔粘膜の症状は変化すると説明をしましたが、その意味でとりあえずの初診時の臨床診断として用いることになり、一つの口内炎にいくつかの症状別分類が当てはまることも十分あり得るので、疾患分類としては適切ではない部分もあります。
2.3 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある。
口角炎とは、両側の口の端にびらん(「びらん」とは「ただれている」という意味。 皮膚や粘膜の表皮が欠損し、下部組織が露出した状態のことをいう。)や亀裂ができる状態をいいます。
を含むため、通常は細菌感染をともなう場合、あるいはそのおそれのある湿疹や皮膚炎、乾癬などの治療に用いられます。
口角炎の原因としては、細菌、カンジダ、ウイルスの感染、薬剤が原因となったり、アトピー性皮膚炎や、ビタミンB欠乏などが原因で起こります。
口内炎の炎症を抑え、痛みを和らげる効果のあるお薬です。 口内炎の他、歯肉炎にもお使いいただけます。
こんにちは、羽曳野市の加藤歯科です。
今回は口角炎についてです。
実は、内科や皮膚科の先生どころか歯科の先生も勘違いされている方も多いのが口角炎なんです。
特に写真の様に両側にできている口角炎では通常のデキサルチン軟膏等のステロイド系の薬では一時的に改善しても何度も何度も再発し、途方にくれている方も多いのです。
片側だけの口角炎では通常、ビタミンB2の欠乏によるところが多いのですが、難治性の両側(←ココがポイント!!)の口角炎では口腔カンジダ症が原因であることがほとんどで、乳幼児や高齢者に多く見られます。
身体の抵抗力が落ちたり、抗生物質を長期間服用する事などが原因として考えられています。
口腔カンジダ症による口角炎を治療するためには、フロリードゲル軟膏等の抗真菌剤の軟膏を用いるのが一般的です。
なかなか口角炎が治らないという方は、一度ご相談して下さい。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科
口角炎・口唇炎の治療法 口角炎や口唇炎には、唇の乾燥が伴います。 悪化させないためには、OTC医薬品によるケアと同時に保湿ケアを並行して行い、乾燥を防ぐことが大切です。 ワセリンやリップクリームなど、保湿力の高い保湿剤をこまめに塗って唇を乾燥から守りましょう。
口角炎の治療や予防のために、適切な口腔ケア方法を指導します。