【医師が解説】紫外線アレルギーの原因はなに?使える市販薬も紹介


日光に当たった後、日光アレルギーが疑われる症状が現れた場合には、すぐに皮膚科医に相談しましょう。その際、症状が出た場面やタイミング、服薬中の薬、使用中の外用薬や湿布剤、化粧品などの情報をメモしておくと、より速やかで、正確な診断につながります。また、日光蕁麻疹のようにすぐに症状が消えてしまうものもあるため、症状が出た際には写真を撮っておくのもよいでしょう。


紫外線(光)アレルギーの治療法|白崎医院 富山県高岡市の皮膚科専門医

日光アレルギーの病態は、小児期は色素性乾皮症、骨髄性プロトポルフィリン症、種痘様水疱症、青年期は多形日光疹、日光じんましん、光接触皮膚炎、光線過敏症薬疹、中高年期になると光線過敏症薬疹に加えて晩発性皮膚ポルフィリン症、慢性光線性皮膚炎が生じやすいというように、年齢による違いが見られます。

保険適応のある2剤では、どちらが強いということはありません。基本的にはアレジオンが一日一回一錠の内服で、アレロックは一日二回二錠の内服です。多忙な人は、内服する回数の少ないアレジオンを選択します。両方の薬剤共に代表的な副作用に「眠気」があります。自動車の運転する機会の多い人にはアレジオンを夕食後ないしは就寝前に服用することを勧めています。アレロックの方は、一日二回飲んで調子が良くなって来たら一日一回に変えて頂いたりと、飲む量を変えることによって症状をコントロールし易いというメリットがあります。

「長時間日光にあたっていたら突然じんましんが……」というアラサーたちも増えている模様。正しい紫外線アレルギー ..

「外因性は、その方の許容量を超えた強い紫外線で日光じんましんが出てしまうケース。内因性は、服用中の薬やサプリメントが原因となって、ふだん日光に当たっていないときは平気なのに、服用+日光が重なってじんましんが出てしまうタイプです。ごくまれにですが、使っているスキンケアに含まれる成分が原因でアレルギーが起こることもあります。例えば、日焼け止めに含まれている吸収剤の成分が合わなくて、それを塗って紫外線を浴びてしまってじんましんが出てしまうという」(太田先生)

日光アレルギーは外因性の場合、光線が当たることによって励起される化学物質(クロモフォア)が、皮膚に炎症を起こすというものです。クロモフォアは香水、果汁、化粧水、タールなど皮膚を覆う媒介を通じて皮膚に到達します。

蕁麻疹は大きく分けてアレルギー性と非アレルギー性があり、前者は食べ物やホコリ、動物などによるもの、後者は日光や寒暖差によるものがあります。

多形日光疹は、紫外線や可視光線に対して見られる光過敏反応のこと、紅斑や丘疹が病変部に現れます。発疹は光にさらされた後、30分後~数時間後ほどで発現しますが、数日間発症しないこともあります。

乾癬とアトピー性皮膚炎が合併することは病因論的にほとんど無いと言われていますが、当クリニックにおいては若い患者さんを中心に、なぜか女性に多く、しばしばおられます。このような場合も抗アレルギー薬の投与は両方の疾患に有効なわけですから一石二鳥と言えます。余談ですが、紫外線治療も両方の疾患に保険適応があり、合併している患者さんには強く勧めています。

◇脳に影響を及ぼしにくいため、眠くなりにくいアレルギー専用鼻炎薬です。◇集中 ..

化学物質による光線過敏症は、①光接触皮膚炎と②光線過敏型薬疹があります。①は塗り薬や貼り薬など外用薬を使った部位に病変が出現します。②は主に内服薬によって生じ、服用後に日光の当たった皮膚に発疹が広範囲にわたって出るのが特徴です。

「日光過敏症によるじんましんも含め、アレルギーの場合は、症状そのものはもちろん、前後の状況や経過などかなり具体的に話を聞きます。いちばんよいのは、お写真を取ってもらうことです。来院されたときには、すでに収まりかけていらっしゃる場合もあって、もっとも症状が激しかったときの状態と現状を比較しやすいですからね」(太田先生)


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日光に当たってわずか数分ほどで、大きくて赤いじんましんが現れます。かゆみを伴ったりみみずばれの状態になったりしますが、通常は数分~数時間で消失します。長時間あるいは広範囲にわたって日光じんましんができていると、頭痛、めまい、吐き気、脱力、喘鳴などが併発する恐れもあります。

また、市販薬を使用した結果、皮膚のかゆみや腫れ、発疹などが生じた場合は薬剤アレルギー ..

「症状が出た当日や次の日など、なるべく早く来院するのがベストですね。一般的には、じんましんの症状には、抗アレルギーの飲み薬を処方します。タリオンやアレグラなど一般的なアレルギー症状を抑える薬ですね。ただ、じんましんが出た方の場合、皮膚を掻いてしまって湿疹も一緒にでてらっしゃる方が多いんですね。ですので、ステロイドの塗り薬も一緒に処方することもあります。ステロイドを塗っていただければ、とりあえずは、だいたい2~3日で湿疹も治まるでしょう」(太田先生)

09日 紫外線 · 10日 不登校を引き起こす発達障害(1) · 12日 不登校を引き起こす ..

などの相談で来院される方も多くいらっしゃいます。実際、日光アレルギーはどうして起こるのでしょうか?

本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人. ..

まず抗アレルギー薬ですが、エピナスチン塩酸塩製剤(商品名:アレジオン)とオロパタジン塩酸塩錠(商品名:アレロック)が乾癬に対して保険適応となっています。以前は50%ほどの乾癬患者さんが痒みを訴えると言われていましたが、最近はかなりの割合で初診時に痒みを訴える人が増えてきているように感じます。搔破されると以前述べましたケブネル現象で乾癬皮疹の拡大する要因となりますので、私は基本的には初診時から投与することにしています。たとえ痒みを訴えなくても、紅斑が強い患者さんには処方するようにしています。その方が外用と併用することで改善する傾向が強いように思います。また紫外線治療併用時に、刺激症状など紫外線による副作用が出にくいように思います。

また、場合によっては抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)の内服も使用することがあります。 日光蕁麻疹について

寒冷蕁麻疹には、抗ヒスタミン薬(ペリアクチンなど)や、日光蕁麻疹にはUVカットローションを使用したりもします。

日焼け止めで防げるなら日光アレルギーではなくて紫外線アレルギーだと思います。 ..

まずは原因となる薬や化粧品などの使用を中止します。そのうえで、症状に応じて外用薬や抗ヒスタミン薬といった内服薬が処方されます。なお、症状が治まったと思い自己判断で原因となった薬や化粧品を再び使うと、再発したり悪化したりすることがあるので、注意しましょう。

日光アレルギー 脂漏性皮膚炎 貨幣状湿疹 自家感作性湿疹~ 2017年07月19日 16:41

「とにかく日光に当たらないことです。原因は様々あっても、症状を引き起こすきっかけは紫外線そのものだったわけですから。

かゆみが強い場合は、アレグラ(フェキソフェナジン)などの抗ヒスタミン薬の ..

一方、光線過敏症の場合、通常では反応が起きないような紫外線の量でも症状が出ることがあります。また、紫外線だけでなく、日光に含まれる可視光線で症状が出ることもあります。どの程度の日差しを浴びたら皮膚症状が起きるかは個人差が大きいですが、重度の場合は、屋内で窓から差し込む日光を浴びるだけで反応してしまうケースもあります。

通常、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹の症状、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症・アトピー性皮膚炎)に伴う皮膚の痒みの治療に用いられます。

・日光を浴びた後、肌が赤くなり、熱っぽくなる
・日焼けした部位にかゆみや痛みを感じる
・肌に小さな発疹や水疱(水ぶくれ)ができる
・日光にさらされると数分以内に蕁麻疹が出る
・日焼け止めを塗った後、肌が赤くなったりかゆくなったりする
・特定の植物や化粧品に触れた後、日光に当たるとかぶれが生じる
・毎年春から夏にかけて、日光を浴びると肌に発疹ができる
・日焼けした後、肌が異常に乾燥する
・日光にさらされた後、全身のだるさや発熱を感じる
など

抗アレルギー薬(アレグラ、クラリチン、アレジオンなど)に、低年齢では抗 ..

内服薬について、クリニックで扱うものとしては、痒みに対する抗アレルギー薬、ビタミンA誘導体のチガソン、免疫抑制剤のシクロスポリンがあります。

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり

光線過敏症の症状は、数日で自然に消えることが多いですが、長く続いたり、何度も症状を繰り返したりするようであれば、皮膚科の受診をおすすめします。また、日光を浴びることで症状が出るため、衣服で隠れず見えやすい顔などに症状が出ることが多く、周囲の人の目が気になるケースもあるかもしれません。早めに症状を落ち着かせたい場合も、受診するとよいでしょう。

まず抗アレルギー薬ですが、エピナスチン塩酸塩製剤(商品名:アレジオン)と ..

蕁麻疹は突然赤い盛り上がりがみられ、その後は数十分から数時間で治まります。蕁麻疹は原因がわからないことが多く、1ヵ月半以上続く慢性蕁麻疹となるケースもあります。基本的には抗ヒスタミン薬の内服薬を使用するため、自己判断でステロイド外用薬を使用することは避けましょう。市販薬を使用しても症状の改善がみられない場合や症状が悪化する場合には、当院へお気軽にご相談ください。

※初めてアレグラFXを使用される方は、小容量からのご購入をおすすめします。

化学物質による日光アレルギーの場合は、原因となる薬剤は複数の種類がありますが、ほとんどの反応について原因物質の数は限定されています。反応は、励起された物質がそのまま毒性を持つ「光毒性反応」と、励起物質がアレルゲンとなって免疫反応からの炎症を引き起こす「光アレルギー反応」に分類され、診断によって判別が可能です。

アレルギー性結膜炎は目に起きる色々なアレルギー疾患の総称です。 ..

「ごくまれにですが、問診をしても原因がわかりづらい方や、詳しい検査をしたほうがいいくらいしょっちゅう日光じんましんを起こして、その症状もどんどんひどくなっている方もいらっしゃいます。その場合はアレルギー専門機関を紹介させていただきます。症状がひどくならない範囲で、その方の皮膚に紫外線をわざと当てて調べる検査をしてもらいます。専門の機械がないと検査できないのですが、UVA、UVBを別々に当てて調べることができ、なおかつ光の量を調節できるので、どのくらいの光量でアレルギーが起こるのか検査することができます。また、使っている化粧品が原因かどうかも、パッチテストで調べることも可能。化粧品を塗布した箇所とそうでない箇所に紫外線をあてて、違いを確認します。よくあるのは、湿布のアレルギーですね。湿布をはがした後も有効成分が肌に残っていて、そのまま海に行って湿布が貼られていた箇所だけかぶれてしまうとか。アレルギーを起こす原因になった飲み薬や塗り薬をつきつめられる可能性が高いですね。でも、対策としては、アレルギーがあると判明した場合は、紫外線をできるだけ避けていただくことになります」(太田先生)

鼻づまり・鼻みず・くしゃみに優れた効果を発揮する「アレグラFXプレミアム」の製品情報についてご紹介。

日光による皮膚の症状といえば、真っ先に思いつくのが「日焼け」でしょう。紫外線を浴びることで皮膚が赤く炎症を起こしたり黒くなったりする日焼けは、ある程度強い日差しを浴びれば誰にでも生じるものです。