一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
イソトレチノインはレチノイドというビタミンAの類似体に属する成分の名称のことで、医薬品ではレチノイン酸、化粧品ではレチノールという成分で配合されています。
昨今レチノールはニキビや皮脂、毛穴などに有効な成分として有名になってきていますが、医薬品の方が高い濃度となっています。
イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。
イソトレチノインはニキビに対する高い有効性が知られており、難治性ニキビや繰り返しできてしまうニキビに非常に高い効果があります。
また、現在できているニキビへの作用だけでなく、新しいニキビの発生を抑えてくれる作用もあり、内服期間にもよりますが、と言われています。
難治性ニキビの治療薬として知られているイソトレチノインは、ビタミンAの一種であり以下のような作用があります。
などたくさんの効果が期待できるので1つずつ詳しく解説していきます。
イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。
イソトレチノインはで、毛穴の詰まりを抑制する作用、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用などがあり、 です。
(イソトレチノインには「ロアキュタン」「アキュテイン」「イソトロイン」「アクネトレント」などいくつかの商品名がありますが、全て同じビタミンAの一種から造られています。)
アメリカなどの欧米ではニキビ治療に必要な薬剤として早い段階から認知され、保険適用で処方されてきた歴史がありますが、日本では現状、厚生労働省の承認が降りていないので保険適用外の自費治療薬となっています。
(そのためされており、しなければなりません。)
イソトレチノインはのことで、ニキビの根本治療薬としてアメリカをはじめとする海外では30年以上前から使われています。
イソトレチノインは、ニキビができる原因となっている皮脂を抑制させ毛穴詰まりを緩和させるため、治療の効果が非常に高く、と位置付けられているようなものです。
これまで「保険診療でたくさんの外用薬や内服薬を試したけど、ニキビの改善が見られなかった」「長年に渡ってニキビに悩まされてきたので根本的な治療がしたい」といったお悩みを持つ患者様には、試す価値のあるお薬です。
今回はイソトレチノインの効果や作用、気になる副作用や好転反応などについて詳しくご説明していきますので、ぜひご検討ください。
多くの臨床試験で、イソトレチノインはなどにも寄与することが分かっています。
当記事の内容は、信頼性の高い医学文献やガイドラインを参考にしていますが、医療情報には変動や不確実性が伴うことをご理解ください。また、情報の正確性には万全を期しておりますが、掲載情報の誤りや第三者による改ざん、通信トラブルなどが生じた場合には、当院は一切責任を負いません。
当記事は、医療に関する知見を提供することを目的としており、当院への診療の勧誘を意図したものではございません。治療についての最終的な決定は、患者様ご自身の責任で慎重になさるようお願いいたします。
イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。
イソトレチノインは効果があります。
ニキビは毛穴の詰まりと過剰な皮脂の分泌が原因となって起こるため、その原因を取り除くはたらきがあります。
イソトレチノインによる治療を安全に行うためには、併用禁忌薬剤とその理由をよく理解し、もし内服中や内服を検討している場合は事前に必ず主治医に申し出てください。
どういう原理で出来るのかも知りたいと思っています。 わかる方がいま ..
ここでは、イソトレチノインで効果が見られなかったり、内服終了後に再発を認める場合の対応について解説しましょう。
イソトレチノイン #ニキビ肌荒れ #ニキビ治療 · natsu_6211 7101
イソトレチノインは強力なニキビ治療薬であるにもかかわらず、望ましい治療成果が得られないこともあります。
イソトレチノインは副作用がある?|ニキビ治療への効果と注意点とは
特に25歳以上の女性では、ホルモンバランスの変動がニキビの原因として大きく影響を与えることがあり、このような場合、低用量ピルや抗アンドロゲン作用を有するが有効なことがあります。
イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を抽出したものです。 ..
軽度の副作用であれば、以下のような対策によってイソトレチノインの内服を継続することが可能です。
その他のイソトレチノインの主な副作用
以前はイソトレチノインがうつ病などの精神疾患を引き起こすリスクが懸念されていましたが、最近ではイソトレチノインによってというのがコンセンサスとなっています。
イソトレチノインが服用できないケース
近年のレビューでは、骨端閉鎖についてはイソトレチノインをことが指摘されており、通常ニキビで用いられる量では起こりにくいと考えられています。
イソトレチノインのニキビへの効果
イソトレチノインは重症のニキビに対して非常に効果の高い薬ですが、いくつかの副作用があります。
イソトレチノインの作用機序
症状が軽度であれば外用薬などでコントロールが可能ですが、症状が比較的重度である場合はイソトレチノインの内服をもう1クール行うことも。
イソトレチノインは一部の治療薬との併用が禁忌となっています。
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用があります。()
ニキビの原因となる皮脂を抑えることによって根本的なニキビ治療に繋がります。
内服終了後も効果は持続しますか?
ことが報告されており、患者さんの年齢や重症度などに応じて投与量を調整することに。1クール目の治療終了後、平均して10ヶ月を目安に再発を認めることがあります。
イソトレチノインを服用できない方は以下の通りです。
イソトレチノインの治療期間は累積投与量によっても変わってきます。0.5mg/kgで開始し、その量で維持された場合、かかります。
イソトレチノインは以下の薬剤とは併用できません。
ニキビはうつ病などの精神疾患との関連性について指摘されており、患者さんの生活に大きく影響を与えるような場合、イソトレチノインを服用することで精神的苦痛の軽減に繋がることが分かっています。
イソトレチノインは、重大な副作用を発症する場合があります。
これらの治療法で十分な反応を示さない場合、イソトレチノインの導入を検討することに。
イソトレチノイン服用の際は、次の点に注意してください。
ニキビの治療はまず保険治療から始め、過酸化ベンゾイル(ベピオ)、アダパレン、抗生剤の外用剤や内服薬などが挙げられます。
H併用禁忌とされる主な薬剤
イソトレチノインは皮脂腺を縮小させるので効果があります。
これまで保険治療で改善が見られなかった重度ニキビにも高い治療効果があり、1日1回の内服で十分な効果を期待できます。
またイソトレチノインの効果や経過には個人差があります。
・医師の診察
治療適応があるかどうか診察いたします。
当日はお肌の状況をお写真で記録させていただきます。
副作用や採血の必要性についてに説明致します。
当院では下記の料金でイソトレチノインをご提供しています。
・HP上の “イソトレチノイン治療予約 ” からご予約ください。
・問診への記入をお願い致します。
【イソトレチノインでニキビの再発を防ぐ積算量の計算方法】
0.5mg/kgから開始し、反応や副作用の状況を考慮しながら1.0mg/kgまで増量することが多いです。もし副作用を認める際は、内服量を減らすこともあります。
イソトレチノインの治療初期に、。
イソトレチノインの内服量は、体重によって異なります。通常、重症のニキビ治療に対しては0.5〜1.0mg/kgを2回に分けて服用します(場合によっては1回)。
イソトレチノインの好転反応について イソトレチノインの治療初期に、一時的にニキビが増えたり、悪化することがあります。 これは好転反応と呼ばれ、イソトレチノインの作用で肌のターンオーバーが促され、角栓や皮脂が押し出されることで起こる現象です。
・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。