い治療薬のボルテゾミブ(商品名:ベルケイド)、レナリドミド (商品名 : レブラミド)、デキサメタゾン(商


※皮膚がん、骨軟部腫瘍、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など「がん種別」にない場合は「部位別」から検索してください。


[PDF] VRD療法 (ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン)

以上のDETERMINATION試験の結果よりPaul G. Richardson氏らは「新規多発性骨髄腫(NDMM)患者に対する導入療法としてのレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法+自家造血幹細胞移植(ASCT)は、レナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法に比べて主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を21.4ヶ月改善しました。今日まで、全生存期間(OS)に関する臨床的ベネフィットは確認されていません」と結論を述べている。

※皮膚がん、骨軟部腫瘍、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など「がん種別」にない場合は「部位別」から検索してください。

用療法であるボルテゾミブ, レナリドミド及びデキサメタゾン( )併用療法(以下 療.

DETERMINATION試験は、18~65歳の新規多発性骨髄腫(NDMM)患者に対して21日を1サイクルとして1~14日目にレナリドミド25mg+1、4、8、11日目にボルテゾミブ1.3mg/m2+デキサメタゾン併用療法(RVd)を3サイクル実施し、幹細胞動員+RVd療法5サイクルを実施し、その後維持療法としてレナリドミド10mg単剤療法を病勢進行または予期せぬ有害事象(AE)が発現するまで実施する群(Arm A)、もしくは21日を1サイクルとして1~14日目にレナリドミド25mg+1、4、8、11日目にボルテゾミブ1.3mg/m2+デキサメタゾン併用療法を3サイクル実施し、メルファラン200mg/m2+ASCTとRVd 2サイクルを実施し、その後維持療法としてレナリドミド10mg単剤療法を病勢進行または予期せぬ有害事象(AE)が発現するまで実施する群(Arm B)に無作為に振り分け、主要評価項目として無増悪生存期間(PFS)を比較検証した第3相試験である。

多発性骨髄腫は抗体を作る形質細胞ががん化する病気で、高カルシウム血症、腎障害、貧血、骨病変などの症状が起きる病気です。かつては症状が現れてから治療を開始していましたが、現在はそれより早い段階で治療が始められるようになっています。自家造血幹細胞移植の適応があれば、移植が推奨されています。移植の適応がない場合には化学療法が行われます。多発性骨髄腫の治療薬は、9種類の新規薬剤が中心となっています。移植をするための前治療としての導入療法や、移植の適応がない場合の化学療法にも使われています。新規薬剤の登場により、多発性骨髄腫は長期間にわたって病気をコントロールすることが可能になっています。

[PDF] 多発性骨髄腫における薬物療法の進歩とボルテゾミブの役割

6月3日~7日、米国・イリノイ州シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO 2022)にて新規多発性骨髄腫(NDMM)患者に対する導入療法としてのレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法±自家造血幹細胞移植(ASCT)、維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性、安全性を比較検証した第3相のDETERMINATION試験()の結果がDana-Farber Cancer InstituteのPaul G. Richardson氏らにより公表された。

赤血球、血小板、白血球など血液を構成する細胞のうちの白血球の1つであるB細胞から分化して作られる形質細胞ががん化することで起こるのが、多発性骨髄腫という病気です。

B:ボルテゾミブ,D:デキサメタゾン,L:レナリドミド,d:少量デキサメタゾン,A:ド

多発性骨髄腫によって引き起こされるこれらの症状を、高カルシウム血症(hyper Calcemia)、腎障害(Renal failure)、貧血(Anemia)、骨病変(Bone lesion)から4文字をとって「CRAB」といいます。

-5の感度の次世代シークエンサー(NGS)によるMRD陰性CRを達成し,かつMRD陰性CRの状態が少なくとも12カ月以上持続することと定義する。9カ月時点のMRD陰性CR率:9カ月まで:9カ月時点のMRD陰性CR率は,ランダム化した日から9±3カ月の時点でMRD陰性CRを達成した被験者の割合と定義する。全MRD陰性CR:12年5カ月まで:全MRD陰性は,ランダム化した日から次治療を開始する前のいずれかの時点においてMRD陰性を達成した被験者の割合と定義する。全生存期間(OS):12年5カ月まで:全生存期間はランダム化した日から被験者の死亡日までの期間として評価する。完全奏効以上の奏効率:12年5カ月まで:CR 以上の奏効率は,IMWG 規準でCR 又はsCR を達成した被験者の割合と定義する。次の抗骨髄腫治療までの期間:12年5カ月まで:次の抗骨髄腫治療までの期間は,ランダム化から次の抗骨髄腫治療を開始するまでの期間と定義する。次治療の無増悪生存期間(PFS2):12年5カ月まで:PFS2は,ランダム化した日から次の抗骨髄腫治療開始後の治験責任(分担)医師の評価によるPD 又は死亡(死因を問わない)のいずれか早い方のイベント発生日までの期間と定義する。有害事象(AEs),臨床検査値,12誘導心電図(ECG),身体所見及びバイタルサインにおいて異常が認められた被験者数:12年5カ月まで:AE,検査値(全血球数[CBC]及び分画,凝固系検査,キメラ抗原受容体発現T細胞[CAR-T]生化学的検査,代謝系検査全般など),12誘導心電図,身体所見,及びバイタルサインにおいて異常が認められた被験者数を評価する。B群:全身性サイトカイン濃度:Day 112まで:バイオマーカー評価により,サイトカイン(インターロイキン[IL]6,IL-15及びIL-10など)濃度の血清又は血漿プロテオミクスプロファイリングを評価する。B群:キメラ抗原受容体発現T細胞[CAR-T]細胞活性化マーカーレベル:12年5カ月まで:CAR-T細胞活性化マーカー(CD 4+, CD 8+, CD 25+,セントラルメモリー,エフェクターメモリー細胞を含むがこれらに限定されない)を報告する。これらの細胞集団の評価は,フローサイトメトリー,cytometry by time of flight(CyTOF) ,シングルセルRNA シークエンシング(scRNAseq)又は同等の手法によって実施され,奏効に相関する。B群:可溶性B細胞成熟抗原(BCMA)レベル:1年まで:可溶性BCMAのレベルを評価する。B群:Cilta-cel拡大(増殖)レベル及び持続性:12年5カ月まで:CAR-T陽性細胞及びCAR導入遺伝子レベルのモニタリングによるCilta-cel拡大(増殖)レベル及び持続性を評価する。B群:抗cilta-cel抗体が発現が認められた被験者数:12年5カ月まで:抗cilta-cel抗体が発現が認められた被験者数を評価する。B群:増殖性レンチウイルスの発現が認められた被験者数:12年5カ月まで:増殖性レンチウイルスの発現が認められた被験者数を評価する。欧州癌研究治療機構の生活の質に関する質問票(EORTC-QLQ-C 30)尺度スコアを用いて評価した健康関連生活の質(HRQoL)のベースラインからの変化量:ベースラインから12年5ヵ月:EORTC QLQ-C30は,5つの機能尺度(身体,役割,感情,認知,及び社会),1つの全般的健康状態尺度,3つの症状尺度(疼痛,疲労,悪心/嘔吐),及び6つの症状単項目(呼吸困難,不眠,食欲減退,便秘,下痢,財政困難)から成る30項目で構成されている。回答は口頭での評価尺度を用いて報告される。項目及び尺度スコアは0~100点の尺度に変換される。スコアが高いほどHRQoLが高いこと,機能が良好であること,及び症状が多い(悪化している)ことを示す。MySIm-Qスケールスコアによって評価された健康関連生活の質のベースラインからの変化量:ベースラインから12年5ヵ月:MySIm-Qは,EORTC-QLQ-C30を補完する疾患特異的なPRO評価尺度である。MySIm-Qには,振り返る期間 「7日間」 の17項目から構成され,回答は口頭での5段階の評価尺度を用いて報告される。項目の回答は0~4点である。スコアが高いほど重症度/影響が大きいことを示す。EuroQolの5項目の質問票(EQ-5D-5L)スケールスコアによって評価された健康関連生活の質のベースラインからの変化量:最大12年5カ月までのベースライン:EQ-5D-5Lは,健康状態の一般的な尺度である。EQ-5D-5Lは5項目からなる質問票で,移動の程度,身の回りの管理,ふだんの活動,痛み/不快感及び不安/ふさぎ込みの5つの分野の評価をする。5次元の各々は認識された問題の5レベルに分割され,レベル1は問題なし,レベル2はわずかな問題,レベル3は中程度の問題,レベル4は深刻な問題,レベル5は極度の問題とし,「今日の健康状態」を測定する視覚アナログ尺度を用いる。この尺度の目盛は0(想像し得る最悪の健康状態)~100(想像し得る最良の健康状態)の範囲となっている。重症度に対する患者の全体的印象(PGIS)スケールスコアによって評価された健康関連生活の質のベースラインからの変化量:ベースラインから12年5ヵ月:PGISでは,口頭での5段階の評価尺度により,疾患症状の重症度及びその影響に対する被験者の印象を評価する2項目を用いる。スコアの範囲は1(なし)~5(非常に重度)である。Patient-Reported Outcomes version of the Common Terminology Criteria for Adverse Events(PRO-CTCAE)の項目:161日まで:米国国立がん研究所のPRO-CTCAEは,がん患者に一般的に認められる有害事象に関する質問項目を集約したものであり,自己評価に適している。選択された各症状は,存在/頻度,重症度,及び/又は影響を表す3つまでの特性により評価することができ,これは0から4の範囲であり,スコアが高いほど頻度が高い又は重症度/影響が大きいことを示す。症状,機能及び全般的健康状態が悪化するまでの期間:12年5カ月まで:悪化までの期間は,無作為割り付け日からMySIm-Q症状,影響,又は総スコアの悪化の開始日までの期間として測定する。


である VRd(ボルテゾミブ/レナリドミド/デキサメタゾン)、VMP(ボルテ

新たに診断された(初発)多発性骨髄腫(NDMM)患者において、導入療法として用いたレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(RVd)単独群に比べて、RVdに自家造血幹細胞移植(ASCT)を併用した治療群が無増悪生存期間(PFS)において有意に優れていたことが米国で行なわれた第Ⅲ相試験DETERMINATIONで報告された。

[PDF] 多発性骨髄腫の最新治療:骨髄腫腎や 分子標的薬を含めて

多発性骨髄腫を発見するのに有効な検査は、血液検査と画像検査です。血液検査で、高カルシウム血症、腎機能の低下、貧血、総たんぱくの上昇、アルブミン値の低下などがあれば、多発性骨髄腫の可能性があります。画像検査では骨折の有無を調べます。大きな骨折はX線撮影でわかりますが、、、などを行えば、ごく小さな骨病変でも見つけることができます。

V:ボルテゾミブ,R:レナリドミド,D:デキサメタゾン(高用量),d:デキサ

イサツキシマブは、多発性骨髄腫の腫瘍細胞表面に高頻度かつ一様に発現しているCD38受容体の特異的エピトープを標的とする製剤です。日本では2020年8月に発売し、現在4種類の治療で承認されています。

[PDF] 研究課題: 新規多発性骨髄腫に対するボルテゾミブ、レナリドミド

こうした検査を行ない多発性骨髄腫の疑いがあれば、骨髄検査で確定診断を行います。骨盤の骨に針を刺し、骨髄液を抜き取って調べ、形質細胞の比率が10%以上に増えていると多発性骨髄腫と診断されます。また、確定診断のためには、血清中の免疫グロブリンを調べる血清免疫固定法検査や、血清FLC(フリーライトチェーン)検査も必要になります。

多発性骨髄腫の初期治療へのダラツムマブ上乗せ効果を示す試験結果

多発性骨髄腫は、年齢、病型、病期、合併症などにより病状の経過が異なります。その他にも因子があり、治療に対する効果判定や予後予測が行われます。

多発性骨髄腫と診断された造血幹細胞移植が適応とならない未治療の患者に対して、標準

IMROZ試験は、未治療の多発性骨髄腫患者さん484人を対象に、IsaVRd療法とVRd療法を比較した第3相試験です。主要評価項目は、主な副次的評価項目は率、完全奏効例における微小残存病変陰性化率、VGPR以上の奏効率、全生存期間などでした。

メルファラン+デキサメタゾン療法や,サリドマイド,レナリドミド,ボルテゾミブ等の新規薬剤とデキサメタゾン併用療法が試みられる。 2B

多発性骨髄腫のステージ(病期)は、腫瘍の量と予後因子により、I~IIIの3段階に分けられます。アルブミン値(Alb)とβ2ミクログロブリン値(βMG)に加え、染色体の異常も調べて判定します。Ⅰ期はAlb≧3.5g/dLかつβMG<3.5mg/dL、Ⅲ期はβMG≧5.5mg/dL、Ⅱ期はそれ以外、となっています(表1参照)。

[PDF] 医師のための ASH2008 多発性骨髄腫 ハイライト

サノフィ株式会社は2024年5月14日、多発性骨髄腫の一次治療でイサツキシマブをVRd療法に追加するIsaVRd療法について製造販売承認事項一部変更承認申請を行ったことを発表しました。今回の申請はIMROZ試験の結果に基づくものです。

[PDF] 多発性骨髄腫 DLd 28日 ダラツムマブ(1・2サイクル目)

多発性骨髄腫の薬物療法は、かつては抗がん剤のとステロイド剤のプレドニゾロンを併用するMP療法が中心でした。しかし、近年になって新規薬剤が次々と登場し、現在は9種類になっています。それにより、長期間にわたって病状をよい状態にコントロールできるようになってきました。

[PDF] 対象疾患 No レジメン 多発性骨髄腫(MM) MM-13

9種類の新規薬剤のうち、未治療の多発性骨髄腫の治療に使用できるのは、ボルテゾミブとレナリドミドの2種類だけです。他の7種類は、再発・難治性多発性骨髄腫の治療薬として認可されています。再発した場合や、他の薬で治療して効果がなかった多発性骨髄腫の治療に使用することができます。

[PDF] 多発性骨髄腫 ( Multiple Myeloma, MM )

未治療の多発性骨髄腫を対象に、イサツキシマブ(製品名:サークリサ)を「ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン」併用療法(VRd療法)に追加する新たな併用療法(IsaVRd療法)が承認申請されました。

[PDF] 2023/3/10 多発性骨髄腫 2022/11 lsaKd追加 レジメン ..

未治療多発性骨髄腫の治療は、自家造血幹細胞移植の適応があるかないかによって、大きく2つに分けられます。「65歳未満・重篤な合併症なし・心肺機能正常」が適応の条件です。65歳は一応の目安で、全身状態が良好であれば、それ以上でも移植が行われることはあります。

多発性骨髄腫 新薬ラッシュで広がる治療選択肢 | AnswersNews

自家造血幹細胞移植は、自分の末梢血から造血幹細胞を採取し、大量化学療法で骨髄中の細胞を死滅させた後、採取しておいた造血幹細胞を戻す治療です。移植した細胞は10日ほどで生着し、細胞の増殖が始まります。自分の細胞を戻す治療なので、他の人の幹細胞を移植する同種移植とは異なり、が少なく、免疫抑制剤も必要ありません。

65歳以下自家造血幹細胞移植後再発多発性骨髄腫に対するボルテゾミブおよびレナリドミド ..

5のNGSにより判定されたMRD陰性CRの達成。・次の抗骨髄腫治療までの期間:ランダム化日から次の抗骨髄腫治療開始までの期間。次の抗骨髄腫治療の開始を伴わないPD による死亡は,一事象とみなす。治験に関する同意を撤回,追跡不能,又はPD 以外の理由で死亡した被験者は,死亡日又は生存が最後に確認された日で打ち切りとする。・PFS2:ランダム化日から,次の治療の次のライン後のPD発現日(治験担当医師が判定),又は死亡日(死因を問わない)のいずれか早い方までの期間。生存しており,2回目のPDが認められない被験者は,追跡調査の最終日で打ち切りとする。・OS:ランダム化日から死亡日までの期間。被験者が生存している,あるいは生存状況が不明の場合,被験者の生存が最後に確認された日をもってデータの打ち切りとする。

※ 末梢神経障害、間質性肺炎の定期的チェック。 腎機能(CLcr)

導入療法として、新規薬剤を含む3剤併用療法が行われます。基本的に65歳未満なので、3剤併用にも十分に耐えられるからです。よく行われているのが、「ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン療法(BLd療法)」で、これを3~4コース行った後に末梢血中の幹細胞を採取します。