フェキソフェナジン(アレグラR)※は、アレルギーを抑える薬のなかでも「ヒスタミンH₁受容体拮抗薬」に分類される薬です。


ヒスタグロビンは前述したように人の血液製剤です。厚労省では以前輸血後にC型肝炎といった後に見つかったウィルスに感染した経緯から血液製剤に関してかなりシビアになっております。そのため実際に副作用がおきていないヒスタグロビンに関しても同様の処置がされています。どうしても特殊なウィルスに感染するリスク、および持病によって悪化するリスクがある旨を理解したうえで、ヒスタグロビン投与に対して同意書が必要になります。同意書は当日サインいただければ、そのまま当日に注射投与が可能です。一方でノイロトロピンは人の血液製剤ではないので同意書なしで投与することが可能となっています。


キプレスは、気管支拡張作用と抗炎症作用を併せ持つ薬剤です。続けて使用することで気管支の炎症を継続的に抑制し、喘息発作を起こりにくくします。

注意が必要なのが⑤です。人の血液製剤を投与するため、免疫異常が起き肝機能障害を起こし得ることがあります。これは、②-④のように理論上ではなく、実際に起こった副作用です。そのため、当院ではヒスタグロビン投与前に事前に肝機能障害含めて全身状態のデータを確認させてもらってます。

さらにこのヒスタグロビンと一緒にノイロトロピンを注射打つことをお勧めしています。ノイロトロピンは、ウイルスを接種させたウサギの炎症皮膚組織から抽出したエキスをから作られた注射薬です。ヒスタグロビンとは別の機序で働くために、さらなる相乗効果が期待できるため、多くの患者様がヒスタグロビンとノイロトロピンで投与致します。

『 アレルギー性鼻炎(花粉症)の方は、咳喘息や気管支喘息を発症しやすいです。 』のお話。 ..

抗ヒスタミン薬(アレグラ、ビラノア、アレロックなど)の強化版と考えてもらうと分かりやすいかもしれません。これらの内服薬だけで効果が弱い場合、ヒスタグロビン注射を打つことで、効果が倍増することが期待されます。

アレルゲンや摩擦・圧迫など、原因がわかる場合には、それを避けます。食物アレルギーの症状として現れる場合には、原材料をしっかり確認して購入しましょう。皮膚刺激で起こりやすい場合には、肌に直接当たる衣類の素材、縫製素材を選ぶようにして、皮膚の保湿によってバリア機能を向上させましょう。なお、一部分に使われているレースやゴムなどが刺激になって生じていることもありますので注意してください。薬の服薬で蕁麻疹が出た場合はすぐに服薬を中止して医師に連絡し、処方を変えてもらいましょう。
また、アレルギーによる蕁麻疹が疑われる場合には、原因となるアレルゲンに対する血中IgE抗体検査(血液検査)をおすすめしています。1回の採血で代表的な吸入系19項目に加えて食物系20項目の合計39項目をチェックできる検査から個別の項目に絞って調べる検査まで、当院ではさまざまなアレルギー検査を行っていますのでご相談ください。
なお、かゆみがある場合には患部の冷却でも軽減できることがありますが、寒冷刺激で悪化するケースもあるので状態を確認しながら慎重に行ってください。

慢性的な肺の機能低下が原因で起こり、かつては「肺気腫」「慢性気管支炎」とも呼ばれていました。 ..

の二択から選択することができます。ただし継続投与する場合は、再度採血施行し、実際に肝機能障害含めて副作用が起きてないか確認する必要があることをご了承いただければと思います。

【経歴】
・東京医科大学医学部 卒業
・東京医科大学八王子医療センター 初期研修修了
・日本大学板橋病院 勤務
・日本大学病院 勤務
・都立広尾病院 勤務
・よし耳鼻咽喉科 承継

【資格】
・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・身体障害者福祉法 第15条 指定医
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医

・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレロック、ポララミンなど) 花粉症の薬として使われる薬が咳にも効くことがあります。 2023年4月17日

日本呼吸器学会専門医、日本アレルギー学会専門医として当院で最も力を入れているのが、気管支喘息、咳喘息といった気管支のアレルギー疾患です。当院はこれらの疾患の鑑別のため呼気NO検査を導入しております。この検査は2010年頃に登場した新しい検査になります。NO(一酸化窒素)とはアレルギーの炎症(好酸球炎症)がある方に発生する物質になります。呼気に含まれているNOの量を息を吐くだけで測定するのです。ふーーっと一定の流量で息を吐くだけなので痛くも痒くもありません。この検査はアレルギーの炎症で咳が出る気管支喘息、咳喘息の鑑別に非常に有用です。逆にこの検査を受けてなかったら、本当に咳喘息/気管支喘息か怪しいところです。

外に出かけるときに意識したいのは目・鼻・のどに花粉を入れないこと、自宅に花粉を持ち込まないことです。「つば付き帽子」「めがね(だてめがね)」「綿・ナイロン素材の服装」を行うと、花粉の付着を防ぐことができます。帰宅前には必ず外で花粉をはらってから入りましょう。コートや帽子などは玄関付近に置き、自宅内に持ち込まないようにするとよいでしょう。帰宅後は着替えを行い、手洗い・うがい(可能であれば洗顔)を行いましょう。


→こちらもアレルギー性のメカニズムで生じる咳に効きます。気管支喘息で使われる薬です。 ・P2X3受容体拮抗薬(リフヌア)

水分を多めに摂ると、気道の保湿や痰の排出効果が期待できます。冷たい物や熱すぎる飲み物は喉に負担がかかるため、喉がほんのり温かく感じる程度の温度が適切です。はちみつには喉の刺激や咳をやわらげる作用があるため、はちみつ入りの飲み物もおすすめです。

アレルギー外来(花粉症・気管支喘息・咳喘息)|綱島・日吉・大倉山

刺激物は気道の炎症を引き起こし咳の原因になります。辛い物や強炭酸水、アルコールなど喉に刺激を与える物は控えるようにしましょう。

2023年市民健向講座「気管支喘息とアレルギー疾患2023」前編

舌下免疫療法は、スギやダニを原料とするエキスから作られた薬で、少量から服用することによって体を慣らし、アレルギーによる症状を和らげる治療です。アレルギー症状の有無に関わらず毎日長期間(3~5年間)にわたり継続して服用する必要がありますが、薬を飲まなくても良いほどの症状の改善が期待出来ます。鼻症状が強く、ステロイドを内服しないといけないような難治性のアレルギー性鼻炎や、喘息に合併する場合などで特におすすめしたい治療です。副作用としては、口の中の腫れ,かゆみ,不快感,異常感、唇の腫れ,喉の刺激感や不快感、耳のかゆみなどが内服開始後1~2か月以内に起こることがあります。重大な副作用としてはアナフィラキシーショックが挙げられますが、舌下免疫療法では非常に稀(100万人に1人)です。初回投与は院内で行い、30分観察を行います。治療にあたっては、アレルゲン検査が必要となりますので、ご希望の方は医師と相談ください。

喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシ

ロイコトリエン受容体拮抗薬は、鼻閉を伴うアレルギー性鼻炎に効果的です。鼻炎の他、気管支喘息にも効果があります。そのため気管支喘息がありアレルギー性鼻炎が合併している場合によく使用されます。

空気の通り道である気管がただれて過敏になり、発作的にゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難、夜間の咳などが起こります。

うつ伏せや仰向きに比べて、横向きで寝ると気道が広がり呼吸が楽になります。クッションや枕、丸めたバスタオルなどで背中を支え、上半身を少し高くした姿勢で就寝しましょう。

早朝に『ヒューヒュー』や『ゼーゼー』といった音を伴うような場合

抗ヒスタミン薬には大きく分けて、眠気が出やすいものと出にくいものがあります。運転注意喚起がない薬剤はフェキソフェナジン(アレグラ)、ロラタジン(クラリチン)、デスロラタジン(デザレックス)、ビラスチン(ビラノア)があります。また食事の影響を受けやすい薬としてはフェキソフェナジン(アレグラ)、ビラスチン(ビラノア)があります。また効果や副作用が同程度の薬でも構造の違い(「アミノ基」と「カルボキシル基」)により、効果や副作用に違いが出ることもあります。抗ヒスタミンを選ぶ際のポイントですが、 抗ヒスタミン薬を今まで内服したことがない方や、ドライバー、精密機器取扱の仕事の方は眠気が出にくい薬を選びましょう。その他の選ぶポイントとしては内服回数(1回か2回)、食事の影響を受けるかどうかなどがあります。 抗ヒスタミン薬を選択する際のフローチャートを作成しましたのでよろしければ参考にしてください。

【薬剤師が解説】花粉症の咳におすすめの市販薬はどれ?9選を紹介

検査の結果、薬による治療が必要な方は薬物治療を行います。アレルギー反応の原因を抑える抗ヒスタミン薬の内服や、気道の炎症を抑えるステロイド吸入剤、気道を拡張することで呼吸を楽にする気管支拡張剤などを使用します。

あなどるなかれ、ほんとは怖いアレルギー アナフィラキシーにご用心

内服薬や点鼻薬のいずれを用いても良いことになっていますが、まず使用されることが多い代表格が「抗ヒスタミン薬」です。商品名でアレグラ、アレジオン、アレロック・・・と何となく「アレ」という名前が付いているので混同しがちですが、実は薬剤により効果と副作用が異なるので注意が必要です。抗ヒスタミン薬は、効果・眠気・内服方法などにより様々な種類があります。また点鼻ステロイドも有効です。眠気が出にくいこと、鼻づまりを伴う場合にも効果があります。

アナフィラキシーについて理解し、万が一の事態に備えましょう。 アレルギーの一つ

ヒスタグロビン、ノイロトロピンは昭和時代に発売された古いお薬です。そのため以前から多くの方に使用されています。しかし古い薬ですので、現在の薬と併用したうえでの効果に関して細かいデータはありません。ただしどのガイドラインでも位置づけとしては補助療法として位置づけられております。そのため、『塗り薬や飲み薬が面倒だから代替薬として使用したい』といった意見がありますが、これらの薬をしたうえでさらに追加することで効果があるものと考えていただければと思います。なお、私の経験上になるので参考ですが、効果としては50-70%程度改善している印象です。ただ一番多いのが一進一退を繰り返す方です。

気管支喘息 | 東松戸クリニック 内科、呼吸器内科、アレルギー科

ウイルスが原因ではない気管支炎で、主な原因としてハウスダストや花粉、動物の毛が知られています。時間帯にかかわらず8週間以上咳が続く痰が出ない空咳が特徴です。

アレルギー体質に伴う副鼻腔炎であり、喘息を伴っている場合が多いとされています。 ..

気管支喘息は気管が慢性的に炎症を起こし、刺激に過敏気道が細くなる疾患です。咳、呼吸困難、喘鳴、胸苦しさが発作的に発生します。とくに就寝時や深夜、早朝に悪化することが多く、呼吸器感染症や、気象の変化、肥満、ストレス、アルコールなども悪化する原因の一つです。

アレルギー性鼻炎に処方される内服薬と同じものです。自律神経の働きを整えます。 ステロイド点鼻薬

空気中のカビであるアスペルギルス・フミガタスを長期に吸い込むことで発症します。アスペルギルス以外のカビも原因となることがあり、これらを総称してアレルギー性気管支肺真菌症(ABPM:Allergic Bronchopulmonary Mycosis)と呼びます。
フミガタスが多い環境(換気が悪く、湿気やほこりが多い環境)で生活していると、気管支にフミガタスが多く侵入し、IgE抗体が産生され、ぜん息が悪化することが知られています。さらに一部の方は、IgG抗体も産生され、気管支や肺を徐々に破壊し、呼吸不全を引き起こします。そのため、早期発見、早期治療が重要な病気です。アスペルギルスのIgE抗体が陽性の患者さんで、ぜん息の治療を継続していても症状が悪化するなどの場合は必ず医師に相談してください。

気管支喘息|クリニックプラス(内科・皮膚科・小児科・アレルギー科)

もともと重症の成人ぜん息があり、好酸球の増加とともに全身の小血管の炎症(=血管炎)が発症するまれな原因不明の疾患です。血管炎の症状として、手足の末梢のしびれと筋力低下(手足の力が入らない)が特徴です。また皮疹や腹痛、心不全や不整脈、好酸球性肺炎なども起こします。早期診断が重要なため、好酸球が多い方で、手足のしびれが出てきた場合は、早めに専門医へ相談しましょう。